とくなが美術
京表具と~主役~の登場です
福田平八郎 画伯 作
~ 紅梅 ~
明治25年 大分で生まれる。 その後 京都市立美術工芸学校に入学 帝展などで活躍し昭和36年に文化勲章を受章する。
花鳥画や自然がみせる一瞬の輝きを画伯独自の感性で他の画家が
表現できない独創性ある画世界を生み出した。
この作品は 比較的小さな
~短冊~
に描かれていますが 画面から広がる世界に 紅梅が自然の光を浴びて 綺麗に花開いています。
表装は以前 京都 表玄 にて制作された軸装で白い絹地に金砂子を
波のように流して台紙を造りその上に短冊を載せて主役の紅梅を
華やかに演出しています。最近は 床の間がある家が 少なくなってきましたが
細長い軸装は 床の間以外でも 展示は 出来ます。
伝統的な京表具の香り良くみると表装の両サイドに金のあしらいが・・・♪
縦に細長く使われているのは
~金襴裂~
薄水色の絹糸と金糸が奏でる風合いは ひかえでもほのかに
☆光り☆
絵画を引き立てています。


