とくなが美術
美術アドバイザーを鑑定した ~ある女子高生とは~

高校へ入学後直ぐに入部した部活動が図書部でした。本がそれ程好きではないのに
何故その部に入ったのか今でも不思議ですが・・・。
よくあるストーリーで、その図書館にある美術書に感銘を受けてアートの世界へ
入ったとなるのですが、全くそのような本との出会いもなく皆との雑談やトランプゲーム「大富豪」をしていた記憶しかありません。
そんな学生時代の同じ部活の友人が当時を振り返りあるエッセイを書いてくれました。学校の思い出と共にご紹介したいと思います。




校舎の立て替えで取壊しされ際に校章も外され、東京で開催された高校の同窓会で
展示されました。長年の汚れを私が磨いて綺麗になったのでちょっとの恩返しかな!

在学していた高校は歴史が古く小笠原藩の藩校だったとのこと、多く先輩方が卒業され
私の父も卒業生の一人で、長閑な自然に囲まれた校舎で楽しい高校生活を過ごしました。
現在は美術アドバイザーとして作品の鑑定やお客様と作品売買をさせて頂いておりますが
田舎の高校へ通学していた頃には、全く想像できなかった職業に縁があって就いています。
同級生のある女子高生は、当時私を鑑定して未来を予感してくれていたのかも?